不動産投資を本で勉強するときのコツ

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不動産投資の勉強をするのに、まず本を読むことはいい方法です。
しかし、投資指南本を読む前に、知っておくべきことがあります。
それについて、このページで紐解いていきましょう。


不動産投資の本は、いくつかのパターンに分かれます

不動産投資の本は著者の立場によって、以下のような種類に分かれます。

  • ・成功体験談
  • ・自社サービスへの誘導のため
  • ・物件を買ったことのないコンサルの理論本
  • ・本物の投資家による投資ノウハウ

 


自社サービスへの誘導のため

意外と役立つのがこちらの自社サービスにつなぐためのフロントエンドとなる書籍。

宣伝本と揶揄されることも多いし、確かに宣伝のための本なのですが、宣伝は企業の最も力を入れることのひとつですから、一般的な本よりも知恵やお金を集中して作らたものが多いです。

著者のサービスに申し込まなかったとしても十分に勉強になる内容のものが多く、無料のものも多くあります。

不動産投資の勉強をするときには、広く色々な知見を知っておいたほうがよいので、いわゆる宣伝本も目を通しておいたほうがよいでしょう。

ただ注意点として、自社サービスの欠点はできるだけ隠そうとします。
できれば、関連書籍でバックエンドとなる商品やサービスとは無縁の本も合わせて読んでおいたほうがいいでしょう。


物件を買ったことのないコンサルの理論本

コンサル先生の本は、確かに様々実証データから、将来予測をしていたり、多くの具体的な数字や計算方法などが明示されていて、一見役に立ちそうにみえますが、実際に物件を買って運用したことのない先生の本だと、やはりズレているんですよね。

本当に知りたいことは何も書いていないことが多いです。
ただ計算方法や考え方など参考になる点もあるので、自分で咀嚼して自分のものにできる人なら、このような理論本も1冊くらいは目を通しておいてもいいかもしれません。


成功体験談

一番読んでいて楽しいのが、この成功本の類です。
まして、「サラリーマンのぼくでもできた・・・」のようなキャチコピーやタイトルがついていると、自分でも簡単に踏襲できるのではないかと思いワクワクしながら読み進められます。

内容的にも騙しやウソは、ほとんどなく、成功本の著者の多くは、純粋に自分がうまくいった方法を書籍を通して我々に伝えてきてくれています。

ただ一番注意しなければいけないのは、
著者が活発に動いていた頃と、
その成功本が発売された時期には開きがあるということです。

売買の時期が変われば、結果は大違いです。

不動産市場が冷え切った時期に、物件を購入してうまく行った人のノウハウは、
同じような時期でなくては、踏襲できないのです。

ある投資法がうまく行っているときは、その投資方法を横展開して規模を拡大していく投資家が多いです。
それが一段落したところで、人によっては書籍を出す人もいます。
どうしても成功本は、タイムラグがあり、そのまま成功者のノウハウ通りに行ってもうまく行かないことも多いということは知っておいてください。

でも成功本を読むことで、多くの具体的な方法を知ることができます。
もしかすると今読んでいるタイミングでは有効でないかもしれませんが、また市場が彼らが成功したころと同じような状況になることもあるでしょうから、そのときに必要な知識として何冊か読み込んでいくことはよいと思います。

  • 成功体験談の書籍の特徴
  • ・本当のことが書いてある
  • ・タイミングが合わない場合あり

 


本物の投資家による投資ノウハウ

短期的な成功の自慢話ではなく、継続的に成功している投資家が出す本は、必ず読んでおきたいものです。
見極め方は、著者の略歴と出版履歴から、継続的に成果を出しているか調べることである程度わかります。

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