インターネットで超お買い得物件がごくたまに出てくる裏事情
不動産投資が成功するか失敗するかに、最も重要なポイントとなるのが、購入時点です。
乱暴に言い切ってしまえば、
「普通にいい物件を安く買えれば成功、高く掴まされれば失敗」
となります。
そうです。安く買うのが、重要なのです。
安く買う方法はいくつかありますが、ここではインターネットでお買い得な物件が出てくる理由とそれを探し当てる方法を一緒に見ていきましょう。
インターネットってカス物件しかないと思っている人へ
インターネットで公開されている物件には、ろくなものがないと思っている人は、ほぼ正解です。
でも、完全に正解ではありません。
それなりに熟練の不動産業者であれば、非常に美味しい物件は、まず自分に近いお客に話を持っていくことが多く、自分のお客で売れなかったものをネットに掲載してここでようやく一般の人の目にふれるようになります。
このような背景から、ネットには優良顧客が買わなかった売れ残り物件が多く掲載されることになります。
それを何件か見ていれば、ネットにはいい物件情報は降りてこないんだと思ってしまうのも当然です。
だがしかし、
インターネットに超お買い得物件が出てくる背景
突然、相場よりも全然安い物件がインターネット上に掲載されることは現実にあります。
それは、不慣れな業者による値付けによって引き起こされます。
僕がネットの超お買い得物件に出会ったのは、湘南の業者が都内の物件を売ったときでした。
都内の物件のオーナーが湘南に引っ越して、湘南の不動産屋に、自分の所有している都内の物件の売却を依頼したのですが、湘南の業者は、都内の相場観がなく、付けた売り出し価格は、目を見張るほどの安さでした。
とにかく急いで、その業者に連絡を入れましたが、残念ながら他の方に買われてしましました。
それ以外にも、実需に基づく売買専門の不動産屋が、投資家視点では価値の高い物件を、実需ベースで値付けして格安物件が生まれることがあります。
例えば、連棟式建物、よく言えばテラスハウス、1F建てなら長屋と呼ばれるお隣と壁が繋がった建物などは、実際にマイホームとして買う人には人気がありませんが、賃貸需要なら地域が良ければそんなに差がありません。
借り手から見れば、メゾネットタイプのアパートのように見えるので、そこそこ喜ばれます。
このように貸すと価値があるけど、自分用に買う人は少ない物件を、自分用に買う人向けの売買専門不動産業者が値付けすると時折、格安物件になることがあります。
それ以外にも、借りる人は、ほとんど気にしないけど、マイホームとしては人気にならないような物件は、時折、値付けがブレてお買い得物件になることがあります。例えば借地権の物件や、借地権と底地の一括売買なんかも安めに出ることがあります。
決して数は多くありませんが、投資家からみた価値と元付の不動産屋の値付けでずれが生じることは現実にあるのです。
- ・その地域相場に詳しくない業者の値付け
- ・その物件の賃貸需要に詳しくない業者の値付け
これが原因で、とんでもないお買い得な物件が、誕生することは十分あるのです。
ネットに超お買い得物件が降りてくる瞬間に居合わすために
実際は、ネット上にこの値段で本当にいいの?と思うような物件が突然現れる瞬間があります。
その瞬間がいつなのかは、事前には全くわかりません。
どうすればその瞬間を捉えられるかというと、
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そうです、四六時中ネットで不動産情報を探し続けるんです。
超お買い得物件は足が早いです。
掲載されるやいなや、値切りなしの「買い」が複数件入ります。
掲載した業者が驚くくらいの反応です。
これを捉えるには、ずっと不動産情報を探し続けることが大事です。
Yahoo!不動産やノムコムや不動産連合隊など売買物件を掲載しているページをいくつかブックマークしておいて、日課のようにサイトを見ていきます。
ずっと見ていると、いつも掲載されている物件のなかに、新しい物件がパッと出てくる瞬間があります。
これが候補です。
毎日、不動産情報を見続けることで、あなたにはそれなりの相場観が養われているはずです。
候補のなかで、なんでこんな値段なの?という物件があったら、まず電話しましょう。
この物件を買いたいと!
不動産の売買は、先着順で決まることも多いので、いち早く行動することが大事です。
買い注文をいれたのが、2番手、3番手になってしまった場合でも、銀行融資は確実に取れますであるとか、現金で購入しますなど、支払面で全く問題がないことをアピールすれば、順番を飛ばしてあなたに売ってくれるかもしれません。
一に、スピード
二に、資金力アピール
が大事です。